緊急脱出の日。この日記。
情報からの逃走
今日から日記を書くことにした。
その理由は、疲れたから。
昨夜をもって、僕はSNSとの離別を決意した。
情報化社会と言われる現代。
僕には情報のインプットが過多であったと、今になって思う。
いくつかのコミュニティからも離別したし、コミュニケーションの糸も切断した。
かなり急なことだったと思う。
いや。実を言えば、前から計画自体はあった。
このままでは自分がダメになると。
よく言えば避暑地、悪く言えば依存の対象である。
鬱憤が溜まって感情の制御が効かなくなったうちに、それを決行した。
「自分はヒトと関わるべきではない」
それはずっと昔、子供の時から意識していたことである。
僕は非常に自己顕示欲が高かったし、周りに迷惑をかけることも多々あったろう。
とにかく、内容のない繋がりみたいなものを許容できなかったというのもあるのかもしれない。
SNSやネット上の行動の全ては今や戦国時代だ。
僕にはそれが耐えられなかった。
平穏な日常はなかった。
いや、自分が勝手にそう考えているだけなのかもしれないが、とにかくそう解釈するほかなかったのだ。
さて、情報源をいくつか遮断した今。
かなり気分は清々しい。
SNS関係のクライアントアプリはスマートフォンとPCから削除したから、”今を共有したいという強迫観念”に応える術がない。
自分は、もっと自己満足で”本当の満足感”を覚えられるような訓練をしなければならないのだろう。
これはその大きな第一歩であると思う。
今日はどんな日
今日は、一日動くことができなかった。
自分の選択とはいえ、今まで楽しんでいた多くのコミュニティからの逃走は精神的にエネルギーを要した。
それは友人の喪失とニアイコールであるから。
苦しいが、行動を起こさなければ現状は変わらない。
何事も、進歩に犠牲はつきものだ。
凄まじい精神的ダメージの反動が1日中襲いかかった。
体には力が入らず、四肢を動かすこともままならない。
それでも、楽しみにしていた「ゲームの公式ハンドブック」の配達にはすんなり出ることができた。
駆動力の有無の違いは明らかだ。
ふふ。やっぱり、待ち望んでいたものが届くのは嬉しい。
パラパラとページを早送りし、スメール地域までの情報が載っていることを確認。よしよし。そうでなくっちゃ。
10ページくらい読み進めたところで体力の限界がきた。
ダメージはそうすぐには癒えないらしい。それもそうか。
なんにせよ、何もできない1日だった。
食べ物も受け付けないし、動くことも難しい。
精神に起因する体調不良とは、ウイルスとか、そうゆうものの体調不良の比じゃないくらいに悪化する。
目も見えなくなるし、耳も聞こえなくなるし、呼吸もできなくなる。
体は動かないから、ツラいことを誰かに伝えることもできない。
スマホを手に取る動作すら、試練のように思える。
しばらく体調が安定する時間があった。
午前の10時くらいだったかな。
その隙に、歌のレコーディングをした。
これは、突発的な行動だった。
なんとなく、このメンタルの状況は久々だな、と感じて、この状況で何かを作ってみたくなったから。
オケは爆速で打ち込んだ。
過去の生録サウンドはリソースとして蓄えてあるから、楽器のクセさえ理解していれば、短時間で重厚感のあるオケが作れる。
泣きながら歌った。自分の声はやっぱり嫌いだ。
喉を慣らすことすらもしなかった。
普段じゃありえないけど、これもまぁ”味”として受け取っておこう。
その後、また体がダメになった。
普通に疲れたのかもしれない。
精神疲労がある上に叫んだのだから、当たり前だろうね。
天井に無数の蜘蛛が這っているのが見える。
あぁ気持ち悪い。
なんとかご飯を食べることができた。
とは言っても、夜ご飯だけ。
ご飯を食べた後に、すぐにお布団でゴロゴロするのは気持ち良い。
そういえば、動物の生態的にはこの状態が正常だという。
横になった方が、消化に有利になるからだ。
動物園のお猿さんがずっと横になっているのにもそうゆう理由があるのだ。怠けているわけではない。
それが生きることの本質であり、生きているということなのだ。
「食べた後に寝ると牛になるぞ」
そういう言葉もある。
今やご飯を食べた後だというのに、仕事だとか、仲間とのオンライン飲み会だとかでそのような姿勢になれない時代になってしまった。
もっとみんなゴロゴロしようよ、って思う。
みんながゴロゴロしていてくれないと、僕だっておちおちゴロゴロしていられない。
知り合いから格安で購入したカメラ用のレンズが発送されたらしい。
到着が待ち遠しい。
いや、もうカメラもやらないのかな。
わからないな。
まぁ、でもどうせ、手に取ったらここら辺の趣味もまたやりたくなるだろう、自分のことだし。
撮りに行きたくなるのを待つことにしよう。
さて。
明日はまた朝早いお仕事だ。
この体調を引き摺るわけにはいかない。
さっさと寝よう。
おやすみ。